韓国メディア「同盟国として日本が韓国よりも重視されようとしている、なぜだ?」→元アメリカ政府高官「対中国の戦略での貢献度が違いすぎるだろ……」

「対中圧力の貢献度で同盟国の序列変化、韓国よりも日本が米国にとって重要に」(朝鮮日報)

 米国の元政府高官らが「中国に対する圧力にいかに貢献するかによって(米国における)同盟国に対する序列の変化は避けられない」「(東アジアにおいて)韓国よりも日本の方がより重要になるだろう」と主張した。

 かつてホワイトハウスで大量破壊兵器調整官を務めたゲーリー・セイモア氏は8日(現地時間)、米政府系放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)に出演し「(中国への圧力という)地域戦略に同盟国がどれだけ貢献しているかによって、米国の好感度や優先順位が変わるのは避けられない」と述べた。これは米国の対中国政策に同盟国はもっと貢献すべきと訴えた際に語られた。

 セイモア氏は「例えば日本は韓国よりも米国の反中国政策により積極的に参加する考えを示している」「中国を警戒するワシントンの政策立案者からすれば、韓国よりも日本の方がより重要な資産になるだろう」と説明した。

(引用ここまで)

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 ハンチントン教授がその著書である文明の衝突で語ったように、日本は屹立した単独文明国家。
 その一方で中国の周辺国は中国文明国であって、将来的には収斂していくだろうというのが予測なのであまりありがたい話でもないのですが。
 そのおかげ(そのせい)もあって、ベトナムやインドと共に世界でもっとも早くに中国の危険性に気がついた国でもあります。
 まあ、いくつかの民族は気づいた時にはすでに「解放」されていたなんてこともありますが……。

 というわけでいち早くその包囲網を形成すべきであるという立場にあったわけです。
 安倍総理の唱えているインド太平洋ダイヤモンド安保構想は、それ以前の第1次安倍政権時代に提唱された「自由と繁栄の弧」構想を継承したものです。
 ちょっと前まで国家安保局長を務めていた谷内正太郎氏の立案だったとされています。
 平成18年にはじめて公にされたということですから15年弱ほどの歴史を持った構想となっているのですね。
 ざっくり言うといわゆる「自由と民主主義という価値観を共にする国家」と共に歩もう、という外交方針。
 これがアメリカにも伝わり、現在の自由で開かれたインド太平洋戦略になっているわけです。

 こういった日本の努力もあって地政学には遠いヨーロッパにもどうにかこうにか中国の危険性というものが伝わりはじめています。
 以前にも「去年の後半くらいから中国の恐ろしさというものがヨーロッパにも伝播しつつある」と書きましたが。
 フランス、イギリスといった西欧国が北朝鮮の瀬取りを理由に日本海、東シナ海へと艦船派遣を行っているのはそのあたりが大きな理由となっているのではないかと感じます。
 日本がファイブアイズに加盟するのではないかという話も同様ですね。

 その一方で韓国はインド太平洋戦略に対して、米韓首脳会談の共同声明で一度は賛意を示しておきながら翌日にそれを取り消すというポカをやらかしています。
 それ以前の三不の誓いもありました。
 アメリカと軍事同盟を組みながら、中国への配慮を常に怠らない国であるわけですね。
 そんな国と、インド太平洋戦略を提唱した国のどちらを重く見るのか、という話ですから。
 そりゃまあ、分かりきったことですよね。

 GSOMIA破棄についてアメリカが日本に対してほとんど言及せず、韓国にだけ「失望した」と言い続けているのはこういう部分があるから……なのですが。
 こういった視点が韓国からほぼ発信されていないのだよなあ。

まあ、一度は読んでおいて損はない書籍のひとつ。
文明の衝突 上 (集英社文庫)
サミュエル・ハンチントン
集英社
2017/8/22
Source: 楽韓Web